中学受験の国語は「なんとなくできる」では通用しません。
読解力・語彙力・文章への慣れ、この3つが揃ってはじめて得点が安定します。でも、書店に行くと問題集がありすぎて何を選べばいいのか迷いますよね。
この記事では、浜学園に通わせた親が実際に使って役立った問題集を3冊紹介します。塾講師でも家庭教師でもない、一介の保護者目線でのレビューです。
この記事を読む前に:国語の力は3つの柱で育つ
問題集を選ぶ前に、整理しておきたいことがあります。
中学受験の国語で必要な力は、大きく3つに分けられます。
- 語彙力:難しい言葉の意味を知っている
- 読解技術:文章の構造を読み解くテクニック
- 文章への慣れ:多様なジャンルの文章に触れた経験
この3つをカバーする問題集をそろえることが、遠回りのようで一番の近道です。以下で紹介する3冊は、それぞれ異なる柱を補強してくれます。
①徹底反復 音読プリント(陰山英男)
どんな本か
陰山英男先生の「陰山メソッド」シリーズの一冊。小学校全学年対応で、毎日10分の音読を習慣にすることを目的とした教材です。
有名な文学作品の序文や名文が多数収録されており、音読を通じて日本語のリズムや表現に親しめます。
実際にどう使ったか
幼稚園から小6まで、長く使い続けた一冊です。
最初は「とにかく声に出して読む」ための軽い教材として使っていました。ところが、浜学園のテキストや模試に文学作品が登場したとき、この本が思わぬ形で役立ちました。
「あ、これこの本に載ってたやつだ」
そう子どもが気づく瞬間が何度もありました。この本には有名作品の冒頭や印象的な一節が収録されているので、授業や試験で作品名が出てきたときに「知ってる!」と感じられる安心感につながります。文学史の導入としても使えました。
Amazonで見るこんな子におすすめ
- 読書習慣をつけたい低学年のお子さん
- 文学作品に馴染みがない子
- 毎日少しずつ続けられる教材を探している方
②塾技100 国語(井上秀和)
どんな本か
中学受験専門の塾講師が書いた、国語読解テクニックの参考書です。読解問題を解くための「技(テクニック)」が100項目に整理されています。
実際にどう使ったか
小5〜小6に使いました。
この本の良さは、読解テクニックが単元ごとにきれいにまとまっている点です。例文も短めで、「今日はこの技を1つやろう」と項目を選んで取り組みやすいのが助かりました。
さらに驚いたのは、この本で学んだ読解の考え方が大学受験まで通用することです。「主語と述語の関係を押さえる」「対比構造を見抜く」といった技は、中学・高校の現代文でもそのまま使えます。受験が終わった後もずっと役立つ本です。
Amazonで見るこんな子におすすめ
- 小5以上で読解問題の点数が安定しない子
- 「なんとなく読む」から「根拠を持って解く」に変えたい子
- 効率よくテクニックを身につけたい子
③小学生の語彙力アップ 基礎練習ドリル1200(新装版)
どんな本か
小学生が身につけるべき語彙1200語を、楽しいドリル形式で学べる一冊。「わかる→覚える→使える」の3ステップで構成されています。
実際にどう使ったか
小3、入塾前後に使い始めました。
中学受験の国語の長文は、学校の教科書とはレベルが違います。塾や受験校によっては、小学生には理解が難しい抽象的な概念が文章の中に登場します。
語彙力がない状態でそういった文章に当たると、難しい単語が次々と出てきてやる気が削がれ、読むこと自体が苦痛になっていきます。
だからこそ、入塾前後の早い段階で語彙の土台を作っておくことが大切です。長文を「読める」「楽しめる」と感じるかどうかは、語彙力が土台にあるかどうかにかかっています。
Amazonで見るこんな子におすすめ
- 小1〜小4の早い時期から語彙を鍛えたい子
- 入塾前の準備として何かやらせたい方
- 読書は好きだけど意味を正確に理解できているか不安な子
3冊の使い方ロードマップ
| 時期 | 使う本 | 目的 |
|---|---|---|
| 幼〜ずっと | ①音読プリント | 日本語のリズムに慣れる、文学作品の蓄積 |
| 小3〜入塾前後 | ③語彙力ドリル | 語彙の土台をつくる |
| 小5〜小6 | ②塾技100 国語 | 読解テクニックを体系化する |
3冊を同時に使う必要はありません。学年や目的に合わせて「今必要なもの」を選んでください。
まとめ
今回紹介した3冊をまとめます。
- ①音読プリント:幼児〜小6、日本語力と文学への親しみを育てる
- ②塾技100 国語:小5〜小6、読解テクニックを体系的に身につける
- ③語彙力ドリル:小3〜入塾前後、語彙の土台を早めに固める
国語の力はすぐには伸びません。でも、正しい方向で続ければ必ず伸びる教科です。焦らず、お子さんのペースで取り組んでみてください。今回紹介した本は、うちが実際に使用した本ですが、書店に行くと、同様の本が本当にたくさんならんでいます。ぜひ色々試して、お子さんに合った本を見つけてあげてください。
浜学園が運営する幼児教室【はまキッズ オルパスクラブ】


コメント